第1回Fastoria日曜練習会

今日は,Fastoria主催の記念すべき最初の日曜練習会です。
Fastoriaからは,増馬,本松,勝木,阪本,平木,吉澤の6名と故障療養中の青木が伴走サポートとして参加し,全員参加となりました。また,これまでに何度も練習会に参加されてきたH田先生が,今日は長野峠の途中までサポートしてくださいました。ありがとうございます。
新たな参加者もこころよりお待ちしています。

さて今日の練習コースは,ここ数ヶ月のうちにわれわれにとってはもはや定番になった山岳コースを基本としたコースです。
橋本ファミマ〜日向峠〜長野峠〜北天グリーンロード〜北山ダム〜熊の川温泉〜古湯温泉〜銀河大橋〜北山ダム〜三瀬峠〜石釜ポプラ(流れ解散)。

昨晩の「決起会」。思わぬゲストの登場でいろいろな意味で(?)盛会となりました。しかし,その影響がごく1名の「常習者」を除いて如実に各自の体調に現れているようでしたので,いつもの荒川峠や板屋峠をカットする代わりに,古湯方面への距離を稼ぐコースに変更しました。しかし,ダラダラとした長い上りのコースのために必ずしも楽なコースになったわけではありません。


今日の練習会の展開は次のようでした。

日向峠は,毎回のことですが,ウォーミングアップと各自の調子を見ることを兼ねるようにして,最初からガンガン上っていきます。中盤から本松と阪本の2人がペースを上げて抜け出し,最後は阪本がさらにペースを上げて峠を越えました。その後長野峠の入口である八反田交差点までは,ローテーションを繰り返して行きますが,今日のペースは抑え気味でした。

野峠,前半で増馬,本松,阪本,吉澤の4人がおよそ20km/hのペースで上っていき,中盤以降は本松,阪本の2人でランデブーで抜け出すかたちとなりました。阪本がアタックをかけますが今日はキレがなく,本松との差を15〜20mから広げられません。結局この差を維持したまま白糸林道の分岐点まで上りました。

野峠をゆっくり下り,北天グリーンロードを6人一体となって上ります。ピークにあるトンネルが近づいてくるにつれて,暗黙にペースも上がっていき,最後はダンシングでアタックをかけた平木が回転で追い上げた阪本を振り切りました。

北天ダムの横から熊の川温泉へ一気に下り,下りきったところで補給を取ります。青木のサポートにより,冷たい水や氷で身体を冷やすことができました。この季節にこういったサポート態勢があると非常に助かります。しかし一方で,青木の選手としての早い回復が待たれます。

再び北天ダムへ向けて,今度は古湯温泉を経由して延々と上り続けます。古湯からダム工事に伴う新しい道へと勾配を上げて上り始めるころから,しだいに6人がバラバラになっていきます。乗り込みの量と体調が,こういった中盤以降の上りではっきりと現れるようです。この辺りは久しぶりに訪れたので景色がびっくりするほど変化しているように感じられ,特に「銀河大橋」というまるで空に架かるような橋には驚きました。この橋を渡ると再び北山ダムへと戻ります。

三瀬峠には本松,平木,勝木が先行して取り付きました。阪本も早い段階で後方からこれに加わり4人となりました。この峠は,勝負をすることがお互いに意思疎通されているので,終始ハイペースが維持され,各自アタックの隙をうかがっています。途中,平木が切れてしまい3人となり,その中からまず最初にアタックをかけたのは本松でした。勝木と阪本はこれには反応せず30mほど差がつきましたが,次第にその差は埋まりました。ピークまで残り約600メートルを残したところで,今度は勝木がアタック。阪本がその対応とカウンターアタックを試み,抜きつ抜かれつを繰り返しますが,最後は勝木がダンシングで一気に加速し,そのまま峠に達しました。

全員が峠に到達したところでサポートの氷で身体を冷やしました。しかし,苦しさを感じるような暑さには辛抱たまらず,石釜のポプラまで下って補給の後に,解散となりました。

各自,現在の目標も様々で,調子も様々な状態ですが,これからお盆休みで時間がとれる者もおり,次回の練習会が楽しみです。1週間あまりで1000kmを乗り込む予定の者もいます。
練習会全体を通して見ると,それぞれに調子のばらつきがありますが,だからと言って何もできずに終わってしまうのではなく,ポイントポイントではしっかり考えながら集中して力を出し,自分の存在をしっかり焼き付ける。これがこの日曜練習会の伝統的なスタイルであると言えるかもしれません。Fastoriaにもその伝統がしっかりと受け継がれなければならないと思っています。