福岡センチュリーランに参加

昨日(5日)福岡センチュリーランに,Fastoriaがチームで参加しました。前日にようやくジャージが完成して手許に届いたこともあり,チームとジャージのお披露目の場ともなりました。

このセンチュリーランは久留米の筑後川河川敷をスタートし,サイクリングロードを原鶴まで走り,旧杷木町から小石原へと上り,江川ダム,甘木,両筑橋と経由し,再び筑後川サイクリングロードでスタート地点まで戻るというコースです。距離は約90kmです。
センチュリーランは,ご存知のとおり,レースではありません。それぞれ自分の目標に合わせて走っていきます。全力で走るのもよし,ゆっくり楽しんで走るのもよしです。ただし,一般交通を封鎖したコースで行う「レース」ではありませんので,交通ルールを守ることはもちろん,どうしても大人数で走る場面も出てきますから,いつも以上にマナーに気をつけてお互いに気持ちよく走ることも大切ですね。
わたしたちFastoriaとしては,「メンバー全員で最初から最後まで一体となって走りきる」という目標で走りました。また,参加される多くの方にわれわれのチームの存在とジャージの印象を少しでも認知していただければと願っていました。

さて,初めて新ジャージを身にまとう日でしたから,1週間ほど前から好天を期待して週間天気予報を1日3回くらいは見ていた(?)のですが,誰が「雨男」なのか(はたまた誰が「オオカミ男」なのか),先日の「英彦山サイクルタイムトライアル」に続いて,雨となってしまいました。(今のところ,雨とオオカミ男の相関係数は,+1.0です。すみません)
今回参加したのは,増馬,本松,勝木,青木,阪本の5名でした。各自自宅から自走です。会場までにしだいにメンバーが合流し集結していきます。

会場の河川敷は雨のためにドロだらけとなっており,スタートして少しコースを走るだけで,さながら「パリ=ルーベ」かシクロクロスのレースのように,バイクも身体もドロだらけになってしまいます。わたしたちはほぼ最後尾からスタートし,最初のドロドロ区間をなるべくゆっくり走ることにしました。
しばらくすると,雨もあがり,しだいに路面も乾いてきたので,わたしたち5人のペースも,誰のせいというわけもなくしだいに上がっていきます。前を走る方を追い抜く際には,その都度声をかけました。
途中でジャージのデザイナーであるMakiさんにお目にかかり,わずかな時間で失礼しましたが,完成したばかりのジャージをご覧に入れることができました。あらためて,感謝申し上げます。鮮やかで入念なご配慮をいただいたデザイン,ありがとうございました! このジャージを着ると,とても気持ちよく,誇りを感じることができます。

杷木から小石原までの上りでは,チーム全員で一丸となって走るために少しペースを落としてペースを合わせます。それでもミニマムは走れるぎりぎりの速さです。必ずしもゆっくり走るというわけではありません。こうやって楽ができない状況になることが,チームで走ることのメリット(?)かもしれませんね。
小石原に着いて「コーラが飲みたい!」と駄々をこねるメンバーがおりましたので(笑)しばらく休憩しましたが,この間に身体が冷え切ってしまった上に,コースはこれから下りだということを,すっとぼけておりました。

秋月までの下りは,雨で滑りやすくなっており,途中タイトなカーブもあるために抑え気味のペースで下りました。しかし,ペダルをこがないと寒いのがジレンマでした。

甘木の市街地まで来て,コンビニでトイレ&コーヒータイムです。休憩の多いなんだか変なチームです。

あとはもうまったりモードで両筑橋,サイクリングロードを走ってゴールしました。小石原あたりの雨で一旦は洗車されて喜んでいたバイクも,サイクリングロードで再びドロドロとなり,サドルの割れ目にも茶色いカタマリが見事にこびり付いているほどでした。

ゴールをしてからいただいたお弁当は豪華で立派な幕の内で大満足でしたが,身体は再び冷えて風邪をひきそうだったので,やむを得ず帰路につくことにしました。本当はゴールされるのを待って,いろいろな方々とお話しできればと思っていましたが,残念でした。

再び自走で帰宅です。最後まで一定ペースでローテーションしながら走りました。


今回チームジャージで一体となって走ってみて,やはり今まで以上の連帯意識が自然に芽生えたように思いました。ジャージはただの衣装ではないと考えています。わたしたちの目標,決意,思いの象徴のようなものであり,このジャージを身にまとうことは,チーム内外からの視線を常に感じるとても重い存在であるように思います。様々な意味において,これからもジャージに恥じない走りをしていかねばならないと思いました。
今後ともRACING TEAM Fastoria のジャージをお見知りおきいただき,みなさまより厳しいお叱りとあたたかい励ましが賜われますならば,幸いに存じます。

さて最後に,今回,福岡サイクリング協会をはじめ多くのショップのスタッフの方々のお世話をいただき,このようなイベントを楽しむことができました。悪天候の中でとても大変な運営であったと思いますが,雨の中でも楽しむことができ,参加してよかったと思っています。ありがとうございました。